ヤギばぁのひとりごと 〜さぬきの心をつなぐ〜
~心を結ぶ、伊勢の旅~
4月中旬、次女と次男と3人で伊勢神宮を訪れました。出発前から、どこか胸の奥があたたかくなるような、不思議な感覚がありました。大人になった次女、次男と3人での初めての旅に、期待と喜びが静かに湧き上がっていました。
まず外宮を訪れ、私たちは御神楽(みかぐら)をご奉納しました。笛や太鼓の音が鳴り響き、舞が始まると、場の空気が澄み渡り、心に静かな波紋が広がるようでした。神前で祈りの舞を捧げるこの儀式の中で、自分の心の奥底にたまっていた迷いや疲れが、少しずつ溶けていくような感覚がありました。御神楽には、神様に願いや感謝を届けるだけでなく、自分自身の心を整え、清めてくれる力があるのだと初めて実感しました。
続く内宮でも御神楽を奉納。二度目の体験でしたが、より深く、自分の心と向き合うことができました。子どもたちと並んで手を合わせながら、これまでの歩み、これからの願い、そして家族の健康と幸せを祈る時間は、本当に尊く、言葉にならない安らぎに満たされました。
その晩、宿泊したホテルでは、伊勢海老のお造りや松阪牛の陶板焼きなど、地元の恵みをふんだんに使った贅沢な夕食をいただきました。見た目にも美しく、一口ひとくちに感動がありました。お酒も少し楽しみながら心ゆくまで味わい、三人とも満たされた気持ちのまま、早めに休みました。同じ部屋で過ごす夜は、安心感に包まれ、心からリラックスできました。
翌朝は朝靄の中、静けさの残る内宮へ再び参拝に。夜明けの光が境内に差し込み、荘厳な雰囲気の中を歩きながら、心が整っていくのを感じました。参拝後はホテルで美味しい朝食をいただき、その後、夫婦岩、鳥羽水族館、三木本真珠島を巡りました。
お昼には、それぞれ違うおかずを少しずつ分け合いながら、サクサクのエビフライやアワビの酒蒸しを楽しみました。食事を分け合う時間が懐かしく、子どもの頃の食卓を思い出すような、あたたかなひとときでした。
この旅は心を癒し、家族の絆を深めてくれました。心の奥から浄化され、前に進む力を与えてくれました。祈り、語らい、笑った二日間。感謝の気持ちでいっぱいの、大切な旅となりました。
大人になっても母に付き合ってくれる次女次男に、感謝の二日間になりました。






株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。