ヤギばぁのひとりごと 〜さぬきの心をつなぐ〜
父の入院と家族の絆
父が入院した。60年ぶりのことだった。原因は食あたり。3日目のカレーの豚肉が悪かったらしい。
その日、父は朝から田んぼを2田引いた。暑さの中、しんどかったのに、「休んだらもう引けん」と踏ん張り、最後までやり遂げた。そして15時に帰宅し、カレーを食べた。だが、17時ごろから体調が悪くなり、23時には吐き気を催すも吐けず、そのまま毒素が回って倒れてしまった。
その日はちょうど次男の誕生日で、友人たちとバーベキューをしていた。突然の「ドスン!」という音に気づき、次男と甥、そして友人たちがすぐに駆けつけてくれた。一人は父のそばに寄り添い、一人は私を呼びにきてくれた。あの時、皆がいてくれて本当に良かった。
食あたりとはいえ、倒れるほどの症状に家族としては心配でならなかった。だが、5日間の入院を経て、今日、父は元気に帰ってきた。安堵と感謝の気持ちで胸がいっぱいだ。食あたりは尿で毒素を出すことが大事。点滴をずっとしたようです。
今回の出来事で、改めて気づかされたことがある。それは、人との繋がりの大切さだ。家族はもちろん、次男や甥、友達がすぐに助けてくれたことに心から感謝している。一人ではなく、誰かと繋がっているからこそ、支え合い、助け合うことができるのだと。
父が無事に帰ってきてくれて本当に良かった。これからは、もっと体に気をつけて過ごしてほしい。そして、私自身も、今そばにいてくれる人たちを大切にしながら、日々を過ごしていきたいと思う。



株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。