ヤギばぁのひとりごと 〜さぬきの心をつなぐ〜
「ヤギが教えてくれる、生きることの本質」
毎朝、ヤギを田んぼに放します。ものすごい勢いで走り出し、一目散に草を食べ始めます。特に新芽が大好物で、夢中になって黙々と食べる姿は、まさに生きる力そのもの。その姿を見ていると、「生きるとは何か」という問いが自然に浮かんできます。
ヤギはただ生きるために食べています。誰かに教えられたわけでもなく、本能のままに、必要なだけ食べ、命をつないでいく。その姿はとてもシンプルで、力強い。けれども私たち人間はどうでしょうか。私たちは大事なことを忘れ、ただ欲求のままに行動をしたり、忙しさのあまり大事なことを適当に済ませたりすることがあるのではないでしょうか。食べるという行為、生きるということの意味を、もっと深く考えるべきではないか。そんなことを、ヤギを見ながら思うのです。
しかし、食べることには楽しさもあり、喜びもある。大事な人と一緒に食事をする幸せ、美味しいものを味わう楽しみ。それは人間に与えられた豊かさのひとつでもあります。生きるために食べることと、食べることを楽しむこと。その両方があるからこそ、私たちは生きる喜びを感じられるのではないのでしょうか。
ヤギが黙々と草を食べる姿を見ていると、自分自身の生き方を振り返るきっかけになります。「生きるために食べる」その当たり前のことが、どれほど大事なことなのか。私たちは、もっとシンプルに生きることを大切にしてもいいのかもしれません。余計なものに惑わされず、自分の命をまっすぐに生きる。そんな当たり前のことを、私は毎朝、ヤギから教わっています。



株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。