ヤギばぁのひとりごと 〜さぬきの心をつなぐ〜
お父さん、聞こえてる?耳のお手入れで変わる毎日~父と母の耳そうじ~
父は今年の5月で84歳になります。昔から元気で、私にとってはいつまでも変わらない存在でした。でも最近、父の耳が遠くなったのか、会話のたびに「えっ、えっ」と聞き返すことが増えました。私は以前から、認知症は耳の聞こえの悪さが引き金になるのではないかと考えていました。
昨年の12月に病院へ行くように勧めたのですが、結局行けず、そのままになっていました。気になっていたので、今年の3月、私が一緒に耳鼻科へ付き添いました。診察の結果、父の耳には鉛筆の消しゴムほどの大きさの耳垢が詰まっていたのです。そして左耳は中耳炎になっていました。驚きましたが、父は「痛くなかった」と話していました。
耳掃除のことを聞くと、「昔は母にしてもらっていた」と懐かしそうに可愛く語ってくれました。仲の良い夫婦です。聞いていて嬉しくなりました。でも母はもう28年前に亡くなっています。それからは自分で綿棒を使って掃除していたようですが、きちんとできていなかったのかもしれません。
やっぱり、耳の聞こえが悪くなると会話が減り、人との関わりも少なくなってしまいます。私は、父にはいつまでも元気でいてほしいし、年齢を重ねても楽しく過ごしてほしい。そのためにも、まずはしっかり聞こえる環境を整えようと思います。
近々、補聴器を買いに行く予定です。補聴器をつけて、またスムーズに会話ができるようになれば、父の世界も今以上に明るくなるはず。私にとって大切な父のために、できることをしていきたいと思っています。



株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。