みまもりコラム
さぬき市の訪問介護!地域の特色やサービス事業者を紹介

はじめに
さぬき市は香川県東部に位置する自然豊かな都市で、地域社会の中で高齢者を支える取り組みが重要となっています。訪問介護は、地域の高齢者が自宅で安心して生活を続けるために欠かせないサービスです。さぬき市においても、訪問介護は地域に根ざした支援として、日々多くの家庭で利用されています。
Table of Contents
本記事では、さぬき市の特色や高齢者支援の現状を踏まえつつ、訪問介護サービスについて詳しく解説していきます。さぬき市で提供されている訪問介護事業者についてもご紹介し、地域での生活をより快適にするための情報を提供しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
さぬき市の概要と特色
さぬき市は2002年に5つの町が合併して誕生した市で、香川県の東部に位置しています。北は瀬戸内海に面し、南は讃岐山脈の裾野に広がる自然豊かな地域です。市内には、白砂青松で知られる「津田の松原」や、四国八十八箇所の上がり三箇寺があり、巡礼者にも人気のあるエリアです。また、江戸時代の発明家・平賀源内の出身地としても知られています。
さぬき市の気候は瀬戸内式気候に属し、温暖で過ごしやすい環境です。災害も少なく、比較的安心して暮らすことができます。市内には、港町として古くから栄えた北部と、肥沃な農業地帯としての南部があり、産業も多様です。特に自然薯やカキ、さぬきワインなどの特産品が有名です。
このような豊かな自然と歴史文化に恵まれたさぬき市は、近年では生活環境の向上にも力を入れています。道路網の充実や大型小売店の充実により、利便性が高まり、待機児童ゼロを達成するなど、子育て世代にも優しい環境が整備されています。さらに、医療従事者の充実した体制や救急対応の強化により、医療サービスも安心して利用できるのが特徴です。
さぬき市の高齢化の現状と課題
さぬき市では、人口減少と少子高齢化が進行しており、2023年9月末時点での高齢化率は38.3%と全国平均を上回っています。特に75歳以上の割合が21.9%に達しており、地域の担い手不足が顕著です。核家族化や地域コミュニティの希薄化も課題となっており、孤独の問題が発生しています。これらの課題に対処するためには、地域社会の活力を維持し、支え合う仕組みの構築が求められています。
さぬき市の高齢人口の変化と課題について、以下で具体的な内容を解説します。
さぬき市の高齢人口の変化
- 人口の推移: さぬき市の総人口は1995年をピークに減少傾向にあります。2015年の国勢調査では50,272人で、1995年から20年間で約14%減少しました。
- 高齢化率: 高齢化率(65歳以上人口の比率)は年々上昇しており、2015年には34.1%に達しています。これは、生産年齢人口約1.6人で1人の老年人口を支える計算になります。
- 年齢構成: 年少人口(0~14歳)は減少し続けており、老年人口は増加しています。2015年には老年人口が年少人口の約3.2倍となっています。
高齢化による課題
- 社会的影響: 高齢化が進むことで、労働力人口が減少し、地域経済への影響が懸念されます。また、高齢者の増加に伴い、医療や介護サービスの需要が増大し、これに対応するためのインフラ整備や人材確保が課題となります。
- 経済的影響: 高齢者が増えることで、消費活動が低下し、地域経済の活力が失われる可能性があります。また、税収の減少と社会保障費用の増加が財政を圧迫する要因となります。
さぬき市の取り組み
- 定住促進: さぬき市では、定住人口を維持・増加させるために「さぬき市人口ビジョン」を策定し、地方創生総合戦略を推進しています。特に若年層や子育て世帯の転入を促進する施策が重要視されています。
- 医療・福祉サービスの充実: 高齢者福祉や医療サービスの充実を図るため、地域包括ケアシステムの構築や介護施設の整備などが進められています。
- 地域活性化: 地域経済を活性化させるために、観光資源や歴史文化資源を活用したまちづくりが推進されています。また、地元企業との連携による雇用創出も重要な課題です。
さぬき市はこれらの取り組みを通じて高齢化社会に対応しつつ、持続可能な地域社会を目指しています。
参考:さぬき市公式HP
https://www.city.sanuki.kagawa.jp/wp-content/themes/sanukishi/img/info/pdf/masterplan_c1.pdf
参考:さぬき市人口ビジョン
https://www.city.sanuki.kagawa.jp/wp-content/uploads/2015/11/r203jinkoubijyon.pdf
さぬき市の介護事業者の課題
さぬき市の訪問介護事業者は小規模であり、危機管理や業務効率化が大きな課題です。これにより、サービスの質を維持しつつ、効率的な運営が求められています。 地域特有の高齢化問題により、介護サービスの需要が急増していますが、供給が追いついていないのが現状です。高齢化率は全国平均を上回っています。
人材不足が深刻で、特に若年層の介護職員の確保が難しい状況です。これにより、サービス提供の持続可能性が危ぶまれています。 事業者は限られたリソースで効率的にサービスを提供するため、ICT技術の導入や業務プロセスの見直しが求められています。 地域の特性に応じたサービス提供が求められ、地域資源の活用が重要です。
訪問介護サービスの概要
さぬき市には、訪問介護サービスを提供する事業所があります。訪問介護サービスは、高齢者や介護が必要な人々の自宅で提供される重要な介護保険サービスです。このサービスは、利用者が自立した生活を続けられるよう支援することを目的とし、介護の専門資格を持つホームヘルパーが日常生活のサポートを行います。
自宅での生活を望む高齢者にとって、このサービスは大きな助けとなり、地域社会における重要な役割を果たしています。以下で訪問介護サービスの具体的な内容を解説します。
訪問介護サービスの内容
訪問介護サービスでは、主に以下の3つのサポートが提供されます。
- 身体介護
身体介護は、日常生活の基本的な動作を支援するサービスです。具体的には、排せつの介助、食事介助、入浴介助、外出時の付き添いなどが含まれます。これらのサポートにより、要介護者が自宅での生活を安心して続けられるよう支援します。 - 生活援助
生活援助は、利用者の日常生活を快適に維持するためのサポートです。掃除や洗濯、一般的な調理、買い物代行などが含まれます。これにより、身体介護を受ける必要がない場面でも、利用者の生活がスムーズに営まれるよう支援します。 - 身体介護に引き続いた生活援助
身体介護を行った後に、生活援助を引き続き行うケースもあります。例えば、入浴介助後に洗濯を行うなど、利用者のニーズに合わせた柔軟なサポートが行われることが多いです。
訪問介護サービスのメリット
訪問介護を利用することで、利用者の自立を促進し、要介護度の進行を遅らせることが期待されます。定期的に適切なケアを受けることで、利用者の体調管理や健康維持が可能となります。また、家族の介護負担を軽減する点も大きなメリットです。特に独居高齢者の場合、安否確認を含めた定期的な訪問は、安心感をもたらします。
訪問介護サービスは、さぬき市の高齢者が自宅で安心して生活を続けるための貴重な支援ツールとなっており、個々のニーズに応じた柔軟な利用が可能です。
さぬき市の訪問介護事業者の特徴
さぬき市の訪問介護事業者は、地域に根ざしたサポートを重視し、利用者のニーズに合わせた柔軟なサービスを提供しています。 このアプローチにより、利用者一人ひとりに合った、効果的なケアを受けることができ、生活の質を高めることができます。
多くの事業者は小規模で運営しているため、利用者一人ひとりのニーズに合わせた個別対応やケアが可能です。 さぬき市の訪問介護の特徴は、この個別対応により利用者一人ひとりに目が行き届くことです。
また、利用者の自立を支援するため身体介護(入浴、排泄、食事など)と生活援助(掃除、洗濯、買い物など)の両方を提供しています。この2つのアプローチにより、利用者は日常生活を維持し、自宅で自立した生活を送ることが可能です。これにより、高齢者が自宅での生活を続けられるよう支援しています。
多くの事業者が利用者の心身の状況に応じた丁寧なケアを行っています。特に身体介護については、専門的な知識と技術が求められ、介護福祉士有資格者が多数在籍しており、資格を持ったヘルパーが利用者の自宅を訪問してサービスを提供します。地域の高齢化率が高いため、訪問介護の需要が増加しており、サービスの質向上が求められています。
地域密着型のサービスとして、小規模多機能型居宅介護や看護小規模多機能型居宅介護なども提供されており、地域での支え合いを促進しています。これらの共通点から、さぬき市の訪問介護事業者は、高齢者が自宅で安心して生活できるよう、多様なサービスを提供し、地域との連携を重視していることがわかります。
株式会社サンケアのご紹介
株式会社サンケアは、地域に根ざした訪問介護サービスを提供する事業所です。「我が心で介護を行う」という信念のもと、平成22年に設立されました。
サンケアでは、身体介護や生活支援をはじめ、障害者向けの居宅介護サービスを提供しており、利用者が自宅で快適に生活できるようサポートしています。また、家族の介護負担を軽減することにも重きを置き、個々のニーズに応じた柔軟なサービスを実施しています。
介護職員の働きやすさを向上させるための研修や介護機器の導入にも積極的に取り組んでおり、質の高い介護サービスを地域に提供し続けています。
まとめ
さぬき市は自然豊かで歴史と文化に彩られた香川県東部の都市で、近年は高齢化が深刻な課題となっています。高齢化率が高く、特に75歳以上の人口が増加しており、介護サービスの需要が急増しています。その中で、訪問介護は高齢者が自宅で自立した生活を維持するために不可欠なサービスです。
身体介護や生活援助、障害者向け居宅介護を提供する訪問介護事業者は、地域に密着し、利用者に個別のケアを行っています。特に、さぬき市では小規模で運営される事業者が多く、利用者一人ひとりに寄り添ったきめ細やかなサービスが特徴です。さぬき市で訪問介護を考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。